東葛中合格への道

東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。

中学受験で得たもの

結果がどうであれ、真剣に中学受験に取り組んだ経験は財産になると私は考えていますし、その実感もしています。

今回は、我が子が東葛中に入学して9ヶ月余りが経過し、現時点までに実感したことと気付いたことを踏まえて、我が子が中学受験で得たものは何だったのか?を考えてみます。

先ず結論から述べると、我が子が中学受験で得たものは、勉強体力です。勉強もスポーツと一緒で、才能だけで結果を出し続けるには限界があり、日々の継続的な鍛錬により培われる部分が多分にあると思いますし、継続できる体力が必要です。

そして、中学受験で得た勉強体力は、東葛中入学後も実際に役立っていると感じています。

例えば、東葛中では、MYP(Makes You Powerful )ノートと称して、2ページ以上の英語自習を365日継続することが求められています。それ程時間を要する内容ではありませんが、地味な学習の継続にも関わらず、我が子は特に苦ではないようです。(たまにサボることもあるのはご愛嬌ですが)

たいしたことでは無いと感じる方もいると思いますが、仮に勉強体力が無い状態で中学生になり、思春期や反抗期を迎えてしまうと、簡単には受け入れられない作業になると思います。

他にも、我が子が昨年東葛中に合格した後は、暫くのんびりした生活を送り、その後のコロナ禍による4ヶ月近い休校期間ですっかり勉強のペースを崩してしまいましたが(休校中の様子は「休校中の先生からのメッセージ」「東葛中の休校中の過ごし方」に記載)、幸いにも勉強体力は失われなかったようで、今では勉強のペースも取り戻し、必要であれば長時間の勉強も可能ですし、塾の力を借りずに最低限の自習を継続できているようです。(念のため、中学で通塾することを否定したい訳ではありませんが、通塾不要であれば家計には優しいです)

入学後も勉強体力の維持が必要ですので、このような地道な自習を6年間持続できるかどうかが今後の成長の鍵になると思いますが、苦しいだけでは長続きしません。希望していたアクティブラーニングなどの学校の活動を通じて、できるだけ楽しみながら学びを持続させられることを願っています。

但し、中学入学までに勉強体力を身に付けるには、一つの前提条件があると思います。それは、小学生の間に、真剣に勉強に取り組む体験や努力を積み重ねられていることです。

我が子の場合は、小学校4年生の春から四谷大塚の通信教育を開始し、その後徐々に通塾に切り替えましたが、試行錯誤を繰り返しながらほぼ3年間受験勉強に打ち込みました。親バカですが、本当によく頑張ったと思います。

[通信教育と塾についての参考記事]
「塾なしスタートの中学受験」
「塾なしは自分と孤独との闘い」
「塾選びの前に決めるべきこと」
「塾と通信のダブルスクール」
「塾のメリットとデメリット」

参考に、東葛中に入学した他の子供がどのような勉強をしてきたのかを聞いてみると、大手塾で難関私立向けにゴリゴリ勉強した子供、通信教育で地道に自習した子供、進学塾ではない塾でどんどん先の学年の内容を進めていた子供と様々でした。沢山のサンプルはありませんが、共通点は、どの子供もそれぞれの方法で勉強体力を地道に身に付けてきたのだと感じます。

一方で、企業活動に目を向けると、何年も前から働き方改革が叫ばれています。働き方改革は、残業削減などのネガティブなイメージもあり、働かせ方改革と揶揄されることもありますが、それは誤解です。

働き方改革とは、これまでの人口増加に伴う需要増を前提とした大量生産や薄利多売のビジネスモデル、長時間労働年功序列などの旧来の構造を見直し、少子高齢化グローバル化などが進む環境の変化に左右されずに、多様な人財がこれまでとは違う方法で効率的に働いて、多くの利益を生み出せるビジネスモデルに転換することです。そして、それらの効率化から生まれた余剰時間を自己の成長や充実時間に回すことで、企業と人の良い関係を築いてお互いが持続的に成長することを目的としています。

そのためには、加速化する環境変化や前提条件の変化に適用できるように、効率化と改善を継続することが必要ですし、常に自らを進化させて個の力を高めることが求められます。もちろん個の力だけでなく、チームで連携して変革スピードを上げることも重要です。60歳まで我武者羅に働いて余生をのんびり過ごす時代は終わりを告げて、人生100年時代を最期まで充実させるためにも、学びは学生時代に終わるのではなく、一生続くのです。

その一生続く学びに耐えられる勉強体力を付ける絶好の機会の一つが、中学受験ではないかと私は考えています。

もちろん、中学受験と引き換えに失ったものがあることも否定しません。我が子であれば、好きだった習い事を中断せざるを得ませんでした。しかし、東葛中に入ってからは習い事も再開しましたし、新しい活動も始めています。

最後に、中学受験の結果は大切だと思いますが、もっと大切なことは、中学受験で身に付けた勉強体力を持続させることだと思います。結果は、これまでの取り組みの結果でしかありませんので、この先の未来を築くのは、これからの自分であり、地道な努力の積み重ねです。

そして、恩着せがましく言うつもりはありませんが、小学生の早い段階でその経験を得られる環境にいられることは、とても恵まれているということも、いつの日か気付いてくれることを願っています。

f:id:hikayojuken:20210122014407p:image