東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

2024年度東葛中の繰上合格と塾別合格者数

東葛中に合格しご入学を決められた皆さま、誠におめでとうございます。

東葛中の繰り上げ合格の連絡は2月6日までとなっており、各塾の合格者数もほぼ出揃いましたので、繰り上げ合格者数の推定と塾別の合格者数を集計しました。

先ず、千葉県立中学の二次検査の受検者数は、以下のとおりです。

  • 東葛中:304名(19名辞退)
  • 千葉中:296名(24名辞退)

そして、各塾の合格者数は以下のようになりました。(2月12日付)

※京葉学院は2月12日時点で未発表。
※占有率=塾別/塾合格×100%
※推定辞退者数(推定繰上合格者数)=塾合計-定員
※推定合格者数倍率(定員80名に対して実際に合格した人数の倍率)=塾合計/定員

塾別の合格者数は、塾別の重複合格が無いものと仮定すると、二次検査の実質的な合格者数は、東葛中118名(定員80名の1.5倍)、千葉中134名(定員80名の1.7倍)でした。この結果は、ほぼ前年並みの人数ですが、東葛中で38名が繰り上がり、千葉中で54名が繰り上がった計算になります。

塾別の合格者数をみると、こちらも昨年同様に東葛中と千葉中共に市進が1位となり、特に東葛中においては昨年の記録を大幅に更新して、76名(前年差+17名)と大躍進しました。実際に東葛中に進学する人数は不明ですが、東葛中においては、占有率が6割を超えた市進生にとって、東葛中が同窓会とも言えるような状態です。2位は東葛進学プラザ17名(前年差▲2名)、3位はSAPIX13名(前年差+4名)で、TOP3の順位に変化はありません。

一方で、千葉中も市進が42名(前年差▲4名)で1位であることに変わりありませんが、2位の早稲田アカデミー34名(前年差+9名)と3位の誉田学習塾21名(前年差+11名)が合格者数を伸ばし、市進とSAPIXがやや減らしたため、3位と4位で入れ替えがありました。

全体的には、合格発表日を昨年同様に1月31日とし、入学確約書の提出を2月1日の夕方に固定したことで、辞退者数も安定したように思います。

塾別に関しては、東葛中においては市進一強という状態です。千葉中においても市進が昨年から首位を維持していますが、早稲田アカデミーが前前年より+22名、前年より+9名と伸ばし続けています。

結局はどの塾にも言えることですが、塾のどのコースに所属していた子供が多くの合格数を出しているのかが重要だと思います。塾選びの際は、そのあたりをよく確認した上で、自分たちの方針と照らし合わせ、最適と思われる塾をお選びいただけたらと思います。

最後に、今回は各塾が発表している結果について書きましたが、その数字の裏には、様々な想いや苦労があったのだと思います。以前にも書きましたが、試験の結果は、過去の取り組みに対して得点という指標で評価するものになりますが、その子の未来を評価するものではありません。そして、大切なことは過去よりも未来ですので、東葛中に入学される方もそうでない方も、より良い未来に向けてこれからも進んでいただければと、陰ながら願っております。