東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

2022年度東葛中の繰り上げ合格

東葛中7期生として合格された皆さん、合格おめでとうございます。

2021年は、2月1日が合格発表で、2月2日の16時が入学確約書提出の締切でしたので、2月2日の夜から4日までに繰り上げ合格の連絡が順番に実施されていると思います。

今回は、塾別の合格者数の推移を元に、東葛中と千葉中の繰り上げ合格者数がどの程度なのかを検証してみたいと思いますが、例年と異なり、2月2日の夕方までに合格者数を公表した塾がSAPIX日能研の2塾だけでしたので、今回は少し信頼度が低くなります。

【2月2日 午後16時までの塾別合格者数】( )内は前年

SAPIX 東葛飾5名(3名)千葉6名(9名)

日能研 東葛飾5名(4名)千葉9名(7名)

塾合計 東葛飾10名(7名)千葉15名(16名)

早稲田アカデミー、栄光ゼミナール、市進学院等は未発表

【2月4日 午後20時までの塾別合格者数】( )内は前年
※2月5日正午のデータで更新

SAPIX 東葛9名10名(18名)千葉26名28名(27名)

日能研 東葛飾7名(5名)千葉12名(11名)

塾合計 東葛16名17名(23名)千葉38名40名(38名)

上記の結果から計算すると、東葛1.6倍1.7倍(3.3倍)、千葉中2.5倍2.7倍(2.5倍)で合格者数が増加しています。

今年はサンプル数が少ないのが難点ですが、2塾共に前年の合格者数と比較しても、例年どおり定員80名の半数以上の合格辞退者がいたのではないかと推測しています。
※各塾の合格者数が出揃ったら再検証する予定です。

もちろん、東葛中と千葉中共に繰り上げ合格は普通のことですので、どのような経緯の合格でも、十二分に胸を張れる合格だと思います。

参考までに、東葛中(62、62)や千葉中(64、65)の合格辞退者がどの学校に併願合格しているのかを、入学確約書提出締切よりも前に合格発表がある偏差値上位校からピックアップしてみます。
※( )内は2021年の四谷大塚80偏差値、共学校(男子、女子)です。

男子校は、駒場東邦(66)、海城(64)、早稲田(64)の3校、女子校は、桜蔭(71)、女子学院(69)、雙葉(68)、洗足学園(65)、吉祥女子(62)の5校、共学校は、渋谷渋谷(66、69)の1校、合計9校が併願候補になると思われます。
※追記:渋谷幕張の合格発表日が東葛中・千葉中の二次検査日と重なったため、共学校の渋谷幕張(70、72)も加えると、併願候補は10校になります。

ちなみに、来年2023年度の適正検査日程も既に発表されており、一次検査が2022年12月10日(土)、二次検査が2023年1月24日(火)、合格発表日が1月31日(火)です。その場合、推定される入学確約書の提出締切は2月1日(水)の夕方ですので、来年は上記私立校との併願が不可能となるため、例年よりも合格辞退者数が減少するかもしれません。

これは、各塾で水増しされた合格者数が減ることを意味しますが、仮に合格者数があまり減らない場合は、辞退することを前提で記念受検しているか、塾に頼まれて受検している層がいることを示唆します。ただし、2021年は渋谷幕張の入試日と東葛中・千葉中の二次検査日が重なったのですが、来年の渋谷幕張の試験日が重ならなければ、結局辞退者数は変わらないかもしれません。
※(訂正)正しくは、2022年は渋谷幕張の合格発表日と東葛中・千葉中の二次検査日が重なっただけですので、辞退者数への影響は少なかったと思います。

いずれにしても、東葛中は楽しいと我が子は言っています。合格して東葛中に入学される皆さんは、私立校のように入学前の課題などもありませんので、入学までゆっくりとお過ごしいただければと思います。

f:id:hikayojuken:20220203220435j:image