東葛中合格への道

東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。

2020年東葛中の夏休み

東葛中の2020年の夏休みが始まりました。今回は受験から離れて、東葛中の夏休みについて触れたいと思います。

東葛中は8月1日(土)から夏休みに入り、8月31日(月)に授業を再開しますが、8月第1週と第4週の合計10日間は午前中(4限)だけ夏季補習があるため、実質的に2週間だけの夏休みです。

補習内容は英数国理社の5教科で、普通に授業が実施されているようです。

部活も開始されており、入部していれば午後に部活動も行われています。

それでも、昨年の夏休みは1日も休まず受験勉強をしていましたので、我が子にとっては2年振りの貴重な夏休みです。

例年であれば、友人と遊びに行ったり、家族旅行に出掛けたり、夏休みの選択肢もいろいろあったと思いますが、現在のようなコロナ禍の影響下では、活動に制約があり残念なところです。

塾のオンライン夏季講習を受講することも考えましたが、塾で入塾テストを受ける必要があり、あまり外出はしたくないという理由で断念しました。

学校が本人の自主性に任せるスタイルであることから、夏休みの宿題もあまり多くない印象ですが、本来は自ら学びたいことをどんどん深掘りする時間に充てることが理想なのだと思います。

肝心の我が子は、言われたことを素直にそのまま受け取ってしまうタイプのため、例えば学校で先生が「この問題はできなくても良い」とか「強制ではない」と言われた数学の応用問題は放置状態ですし、かなり余力を残した日々を過ごしている印象です。

中間テストも実施できなかったため、我が子の学力的な立ち位置を確認したいところですが、中間テスト代わりの数学の確認テストは苦戦したようで、少し発破をかけたりもしました。

先日、登校開始後間もなく実施されたベネッセの「学力推移調査」なる模試の結果が、マークシートにもかかわらず2ヶ月近くかけて返却されました。34,000名余りが受けた模試で、我が子の結果はまずまずだったと思いますが、肝心の校内順位が出ていないため、個人的には消化不良感が残っています。

正直なところ夏休み明けの期末試験に向けては親として少々心配で、本音はもっと勉強するように口出ししたいところですか、今は我慢して様子を見守っています。

但し、元々興味のあったグループで取り組む課題やプレゼン、ディベートやビブリオなどの授業には比較的前向きに取り組んでいるようで、ようやく東葛中らしい授業を受けられていることは朗報です。

参考情報として、東葛中ではグループ活動などの資料共有のITツールにMicrosoftのTeamsが正式採用されました。パワポで資料を作って投函したりしていますので、子供が家で使えるPCも必要だと思います。(学校としては強制はしないが家にPCがあった方が良いというスタンスです)

話は逸れますが、授業参観ができなかった代わりに授業の動画が保護者向けに公開されており、2クラス合同で取り組む総合学習や、少人数制(クラス番号の偶数と奇数で2分割している)の数学と英語の授業の様子を見ることができます。

総合学習でテーマ別にグループワークする様子、英語の歌を歌うことから始まる英語の授業、数学の解法を数名で確認しながら解く様子など、東葛中らしい授業を都合の良い時間に見ることができるため、今後もこの方式での公開が良いように思いました。

授業については、全ての授業でホワイトボードに時計を貼り付けて、全ての行為を時間を図りながら進行していることが印象的でした。

全国的にいつもとは違う夏休みを子供たちは過ごしていますが、変えるべきことと、変えてはいけないことを大人たちが今のうちに整理して、来年以降の夏休みが更に充実した夏休みになることを期待したいと思います。

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6年生の夏休みで真の受験生に

「夏休みは受験の天王山」「夏を制する者は受験を制す」と言われています。

特に小学6年生の受験生にとって重要な夏休みを有意義にするためのポイントを、我が子の事例を交えて私の考えを述べようと思います。

先ず、受験生が夏休みに沢山勉強することは当然です。では、誰もが勉強する筈のこの時期に向けて、具体的にどのような目的や目標を持って夏休みを迎えるべきでしょうか?

ズバリ、6年生の夏休みの目的は、只の小学6年生から「真の受験生」に生まれ変わることだと思います。そのためには、一心不乱に受験勉強に専念する体験が必要です。

今年の夏休みに関しては、長い地域で20日程、短い地域で15日程しかありませんが、長くても短くてもやるべきことは変わらないと思います。

夏休みの過ごし方は、「6年生の長期休みを合格の力に」で記載しましたが、夏休みは毎日10時間を目安に、20日なら200時間、15日なら150時間という高い目標を設定してひたすら受験勉強することへのチャレンジをご提案します。

我が子の場合は、夏休みが約40日もありましたので、夏休みに400時間以上を目標に勉強しました。前半は少しサボってしまい、妻も無理だと嘆いていましたが、私は諦めませんでした。後半は、残された日数から逆算して、1日に何時間勉強すれば逆転できるかを示して、諦めずに最後までやり切れば達成できることを伝えました。

そうすることで、紆余曲折はあったものの、最終的に400時間を達成することができました。

もし、この時間目標を達成することができれば、子供にとって大きな自信になると思いますし、受験生としての意思が高まり、真の受験生に生まれ変わることが可能だと思います。

実際、我が子にとっても大きな自信につながり、良いきっかけになったと感じています。

本来であれば、勉強した時間ではなく夏休みの後の成績を成果とする方が正しいかもしれませんが、夏休みは誰もが努力する期間ですので、夏休みで成績を上げることを目標にすることは、非常に難易度が高く、リスクも高いと思います。

実際に我が子も、夏休み直後の成績は夏休み前とあまり変わりませんでしたし、逆に下がることも珍しくないと聞いています。

夏休みの目的は、成績を上げることではなく、真の受験生に生まれ変わることですので、努力さえすれば誰もが達成できる"時間"を目標にする方が、経験の浅い子供にとっては理にかなっていると私は思います。

そして最も大切なことは、夏休み直後の成績ではなく、受験生に生まれ変わったマインドを受験本番まで保ち続けることです。そして、その状態を実現できれば、受験本番までじわじわと成績を伸ばすことが可能だと思います。実際に我が子もじわじわと成績を上げることができました。

夏休みに具体的に勉強すべき内容は、応用問題ではなく、苦手だったり今まで時間を割けなかった単元の基本問題にしっかり取り組んで、基本をできるだけ完璧にすることだと思います。

もちろん、基本が完璧であれば応用問題に取り組んで良いと思います。

最後に、今年の夏休みは短期決戦ですので、学校の宿題があまり出ないことを期待しますが、仮に出てしまった場合は、宿題をできるだけ早く終えて、貴重な受験勉強の時間をできるだけ多く確保することが大切だと思います。

そして親としての役割は、子供を真の受験生に生まれ変わらせるために、良いトレーナーになり、応援しサポートし続けることだと思います。

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多忙だった二次検査対策

東葛中の二次検査に向けた対策について、具体的に何をしたのかを振り返ります。

そこで、東葛中の二次検査の合格人数をおさらいします。2020年度入学希望者は、一次検査を通過した348名(18点一律付与の措置で従来の320名に加え28名が合格)のうち32名が二次検査を欠席(辞退者含む)し、316名(男子164名・女子152名)が受検しました。

単純計算で1/4の80名が合格する計算ですが、「東葛中の合格者層」の推察のように、最初の合格者の半数40名が辞退し、繰り上げを含めて120名が合格すると仮定すると、実質は4割弱が合格する計算になります。安全圏を考えると、二次検査受検者の上位3割以内に入れるかどうかを合格の目安と捉えて、そこに入るために何をすべきかを考えるのが良いと思います。

ここからが本題です。我が子が二次検査対策を始めた時期は、一次検査通過が決まった12月19日以降です。

一次突破から二次検査までの日々を言葉で表すと、"多忙"の一言に尽きます。塾からも「クリスマスと正月は2月まで取っておいてください」と言われましたし、実際にクリスマスや正月も返上で、学校も休むことなく、東葛中の結果が出るまで全力で駆け抜けました。そのためには家族の最大限のサポートが不可欠です。

先ずは、一次検査前も受講した塾の特別講座(特講)が12月2回と1月4回の計6回開催されましたので、それに参加しました。直前まで特講の開催が決まらずやきもきしましたが、都合の悪い日は別日に補講を開催するなど柔軟に対応してくれたため、助かりました。

特講の内容は、一次と同様に過去問と類似問題をひたすら解いたようです。特に家庭では難しいリスニング対策があったことが良かった点です。リスニングのメモについては、横書きで書くこと、漢字は出来るだけ使わずカタカナで書くことを私からもアドバイスしました。

また、元々通っている校舎の先生も対策授業を実施してくれて、その際に志望理由書のチェックや面接の練習もして頂きました。尚、志望理由書や面接については、別で詳しく触れたいと思います。

過去問は、二次検査合格の目安が一次との合計で200点以上とすると、二次検査単独で100点以上を目標として良いと思います。但し、2020年度の検査に関しては、「得点開示請求からの過去問対策」で触れたとおり、平均点がかなり下がった可能性があります。一次の出来にもよりますが、70〜80点位を目標に考えて良いかもしれません。

我が子の場合は、スケジュールを決めて過去問5年分を解きましたが、解くだけでなく、確認や解き直しの時間も考えなければいけません。

過去問の採点は私が実施しました。記述の採点基準がわからないため、過去に受けた模試の採点基準を参考に採点しましたが、家庭での自己採点は難しい面もありますし、実際の検査の採点基準はかなり厳しい印象です。

そして、一次検査同様に解いた問題の振り返りと問題の難易度の検証をして、解くべき問題、先に解かなくて良い問題、解けなくて良い問題の選定も実施しました。

例えば、二次検査II-Iの理系問題は作図を伴う問題が出ますが、解く時間と配点を考えて、作図に時間がかかりすぎるようなら、後回しにするような作戦を立てても良いと思います。特に作図問題に関しては、部分点があるのかどうかも不明ですし、作図に必要な時間と配点のバランスが悪い印象ですので、部分点の有無も含めて県は採点基準を明確にして頂けると受検生に優しいと思います。

検査II-Iの理系問題については、過去問の傾向を個人的に分析し、出題されそうな単元を予測して対策しました。いわゆる山掛けで、具体的には滑車やテコの力学と、放物運動や等速度運動等の運動問題でしたが、これは見事に外しました。

検査II-IIの記述は、今回から大きく傾向が変わりました。大人が読んでも回答に迷うような設問もあり、例年よりも大きく平均点を下げたと推察しています。但し、平均点が低いと点差が付かず、二次検査の意味が薄れますので、次回は軟化すると予想します。

今回のII-IIは、都立中高一貫校の記述の出題方法と共通点がある印象ですが、明らかに違う部分もありますので、次回のII-II対策は悩ましいと思います。ちなみに、都立中高一貫校の過去問は学校のHPで閲覧可能ですので、興味のある場合はそちらを見てみてください。

最後に、1月の冬休みが終わると、直ぐに埼玉や茨城の入試がスタートします。私立を併願する場合、私立対策も並行して実施が必要ですので、事前に決めたスケジュールどおりに勉強や過去問を進めることが大切になりますし、本当に"多忙"な状態が長ければ2月上旬まで続きます。

我が子も時間が足らず、私立の過去問は多くて3年分、少ない場合は1年分しか手を付けられませんでした。

入試が迫る頃からは、特に健康にも最大限の注意が必要ですし、精神的にも厳しい状況が続きます。親としては、良い結果が出ることをひたすら信じて、子供が可能な限り受験勉強に専念し、本番で良いパフォーマンスを発揮できる環境づくりをしていくことが大切だと思いますが、無理をし過ぎないことにも留意して、この"多忙"な期間を乗り切っていただきたいと思います。

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私立入試説明会の重要性

私立校の合格の鍵を握る行事の一つに、入試説明会があります。今回はこの内容と重要性について触れたいと思います。

入試説明会で最も注目すべきことは、実際の入試問題の内容や採点方針を聞くことができる点です。

どこまで詳しく説明されるかは、学校によりバラツキがありますが、かなり踏み込んだ内容まで説明する学校もあります。

例えば、ある学校では、各設問でどこの単元から問題が出るのか、難易度はどの位なのか、採点基準はどうなっているのか(理科は意味が通っていれば誤字もOK、算数の記述は解答を求めるための方針を書いていれば得点になる等)を教えてくれました。

これは、単なる滑り止めや併願校としてではなく、本当に入学したいと願う家庭の子供に入学して欲しい、という学校からの意思表示でありエールなのだと私は感じました。

採点方針も、どう減点するかではなく、どう加点するかに重きを置いている学校が多かった印象です。例えば、前年の正答率を分析して、正答率が低ければ出題方法や問題数に変更を加えていると説明していた学校もありました。

余談ですが、千葉県立中学の検査では、特に記述の採点基準が厳しく、問題も全問解くことを想定していませんので、どちらかというと減点主義の印象はあります。(私立は解ききれない問題は意味がない、できれば全て解いて欲しいという考え方)

このような説明会が、全ての私立校で開催されるとは限りませんが、通常は入試問題がある程度出来上がった10月から12月に開催されると思います。併願を検討している私立校であれば、是非参加して沢山メモした方が良いと思います。

我が家の場合は、説明会で聞いた内容を学校別や入試日程別にまとめた上で、出題される問題のリストを作成し、重点的に対策しました。この入試前の対策が、併願した私立入試でも良い結果を出すことにつながったと思っています。

最後に、説明会等で販売される過去問も注目です。過去問は業者からも販売されていますが、同じ学校でもコースや日程によっては全ての問題が掲載されていないこともありますので、事前にチェックした方が良いです。

また、学校で売られる過去問は、実際の入試と全く同じ用紙ですので、本番と同じ状態で過去問対策に取り組むことが可能です。

東葛中の一次検査を突破できた場合は、12月と1月に二次対策と私立対策を並行して実施する必要があり、非常に忙しくなります。私立の入試説明会で得た情報を最大限に活用し、限られた時間を効率的に使うことが合格への鍵になると思います。

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東葛中の一次検査と合格発表

東葛中の一次検査と合格発表を振り返ります。

先ず一次検査ですが、検査は12月5日(土)午後の実施で、13:00に集合し15:35終了、検査I-IとI-IIがそれぞれ45分でした。

検査当日は、学校周辺での塾等の見送りが禁止ですので、柏駅周辺に校舎のある塾は、それぞれの塾の前で激励や見送りをしています。

ちなみに、千葉中の検査前の様子をSAPIX のHPで見ましたが、千葉中は敷地内で各塾が旗を出して見送りしているようですので、東葛中と千葉中ではかなり雰囲気が違うようです。

柏駅から東葛へ向かう場合、学校の周りを時計回りで進むルールがあり、国道6号側の通用門を通り過ぎ、細い歩道を進んで反対側の正門まで歩く必要があります。

我が子の受検日は生憎の雨で、傘を差しながら受検生の親子がゾロゾロ進みますので、反対側から来る通行人とのすれ違いも気を遣いますし、通常よりも到着に時間がかかりました。

学校の敷地内は校舎の昇降口近くまで見送りできますが、東葛の正門周辺もあまりスペースが無いため、少し落ち着かない雰囲気の中を見送る感じでした。

検査が終わる頃は、正門から少し入ったあたりで子供を待つことができますが、私立のように体育館などで待てる仕組みはありませんので、一度帰るか柏駅周辺で時間を潰す必要があります。

東葛中の場合、検査は高校の教室を使用しますが、検査中は教室内に時計が無いため、試験官の掛け声が開始と終了の合図になります。我が子曰く、終了の際に試験官が発する「やめっ!」の大きな声に毎回とてもびっくりして、心臓が止まりそうになるそうです。

直ぐに結果の出る私立入試と違い、検査終了後は結果が出るまで2週間弱待つ必要があります。

塾によっては採点してくれる場合もあるようですが、我が家の場合は、その日のうちに私と妻で問題を解き、配点も過去問から推測して自己採点しました。

一次検査後間もなく、誤記による一律18点付与問題が発覚しました。可能な限りの公正な判断を願っていましたし、あってはならないことだとは思いますが、私たちが騒いでも仕方のないことです。合格発表までの期間は、二次検査対策をしても無駄になる可能性があるため、自己採点で一次検査突破の目安である100点以上取れているであろうことを心の拠り所に、約2週間は私立の対策に充てる期間として、やれることをしっかりやって過ごしました。

合格発表(正確には二次検査受検候補者の発表)は、12月19日(木)の9:00に学校の掲示とホームページでの公開が同時に行われますが、我が子の希望により、直接学校へ合格発表を見に行きました。

合格者の番号は、中学校舎の昇降口手前の倉庫のような建物の前に掲示されますが、実際に見に来ている人はあまり多くありません。

発表予定の9時頃に、合格者番号が記載された掲示板が運ばれて来る様子を皆で固唾を飲みながら見守り、発表と同時に我が子の番号を探しました。

番号を探す間は緊張の瞬間でしたが、無事に我が子の番号を確認できた後は、素直に喜べたと伴に、安堵したことを覚えています。

東葛中の検査は、一次検査がスタートして二次検査の結果が出るまで2ヶ月弱かかります。正に長期戦で、この期間は親子共に心身が疲弊します。可能であれば千葉県立中学の検査も他の都道府県のように一発勝負に変更して頂きたいというのが正直な感想です。

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東葛中学校説明会中止について思うこと

2021年度入学希望者向けの東葛中の学校説明会が中止になりました。

また、東葛三大祭と呼ばれているスポーツ祭、合唱祭、文化祭のうち文化祭は中止が決定されていますし、スポーツ祭と合唱祭も時期的に中止と思われます。特に高三の東葛生にとっては本当に残念な結果になってしまったと思います。

これらの件について、私なりの考えを述べたいと思います。

先ず、学校説明会については、本当に中止以外の選択肢が無かったのかは検証が必要だと思います。これは学校の問題ではなく千葉県教育委員会の問題かもしれませんが、文化祭も中止ですので、今年度は東葛中の生の情報を入手する手段が完全に閉ざされました。

一方で、大半の私立中学はオンラインの説明会に移行しています。

ビジネスの世界では、セミナーや商品展示会などのイベントが完全にオンラインへ移行し、私にも毎日のようにオンラインイベントの案内が届きます。これらのオンラインイベントは移動時間などの制約が無くなったことから、これまで以上に参加希望者も増えて、非常に好評だと聞いています。

これらイベントのオンライン化は、主催者側にも沢山のメリットがあります。例えば、会場費は無料もしくは少額で済みますし、会場設営の手間や当日の運営要員もかなり削減され、参加者の人数制限もほぼ不要です。担当者の負担は時間も費用も劇的に減る筈です。

私も、仕事柄比較的多めの人数が参加する会議を開催する機会がよくありますが、3月からオンライン会議に移行し、会議運営が非常に楽になりましたので、もう集合方式の会議は開催しないと思います。

授業のオンライン化については、東葛中はオンライン授業が実現しませんでしたので、オンライン化を試行する最大のチャンスを逸してしまったと感じています。

今回の説明会中止やオンライン授業への対応については、個人的にも残念だと思いますし、東葛中を検討していて私立と迷っている方にはマイナスの判断要素になってしまったのではないかと危惧しています。

そもそも、東葛中や千葉中が中高一貫校になった理由の一つは、私立校の台頭を意識しての施策だと私は解釈していますので、今後の挽回を期待したいところです。

各種イベントも早々に中止や延期となっていますが、今の状況がこの先良くなる保証はどこにもありません。新しい教育スタイルへの転換期を迎えたことを認識し、安心安全の確保を前提条件に、今やれる方法を考えてトライし、前に進むことが教育現場にも必要だと思います。

実現するには、テクノロジーの力を借りたり工夫が必要ですが、子供たちにとってもそれを考えたり体験する良い機会になる筈です。

文科省も重い腰を上げて、小中学生への一人一台PC配備を当初の2023年度から前倒しして、今年度中に実現することになったことは朗報です。但し、道具だけ与えて使い方を教えないような事態や、宝の持ち腐れにならないことを切に願いますし、マスクの配布ですらあのような状況でしたので、迅速な対応と伴に、是非道具を使い倒すことを子供達に教えて頂きたいと思います。

我が子も重いリュックを背負って毎日通学していますが、大量の紙の教科書がこれからも本当に必要なのか、本気で考える必要があると思います。

東葛三大祭の中止についても、実際の生徒達の意見を聞いた訳ではありませんし、一番尊重すべきは当事者の生徒達がどうしたいかだと思いますが、私の勝手な意見としては、先生や生徒の知恵と知識を集結して、今やれる方法を小規模でも試行して良いのではないかと思います。

新しいことを始めることは大変ですが、今ある伝統は昔の先輩方が挑戦し、それを継続した結果です。

最近でも、東葛高校の生徒がJR我孫子駅発車メロディーを地元ゆかりの曲に変更する署名活動を実施し、7月からの変更を実現した事例がありました。これは東葛中学や高校にとっても明るいニュースだと思います。

自分達で新しい伝統を創ったり更新するチャンスを今の生徒達にも与えることが教育の一環だと思いますし、そもそも東葛高校に制服が無い理由や経緯を考え、先生や先輩達が校是の自主自律を体現する姿を、後輩の中学一年生が見られることを願っております。

東葛中は制服もありますし自主自律が校是ではありません)

【追加投稿】

中高一貫校ではありませんが、都立日比谷高校ではオンライン授業を開始し今でも継続しているそうです。

style.nikkei.com

また、灘中学と高校はオンライン文化祭を開催するそうです。

https://twitter.com/nada_festival

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東葛中の一次検査対策

東葛中の一次検査に向けた対策について、具体的にいつ頃から何をしたのかを振り返ります。

東葛中対策で考えるべき最初のことは、一次検査の突破です。当たり前ですが、一次が通らなければそこでお終いですので、12月上旬の一次検査に向けて全力で取り組む必要があります。

東葛中の一次検査を突破できるのは受検生の約4割です。ボーダーは200点満点で100点が一次合格の一般的な目安となりますが、最終的には一次と二次の合計点の勝負になりますので、一次突破の目安となる100点に上乗せできれば、二次を有利な状態で迎えられます。

我が子の場合、模試の判定では一次検査の判定結果の方が二次検査よりも低い傾向にあり、一次に向けた危機感もありましたので、一次対策はとても重要視しました。

具体的な検査対策を始めた時期は9月です。公立中高一貫校向けの模試を受けた以外、6年生の夏休みが終わるまでは、私立向けの勉強しかしていませんでしたし、実際に夏休みが終わるまでは普段の受験勉強で手一杯でしたので、東葛中対策に取り組む余力はありませんでした。

9月からは一次検査まで3ヶ月余りしかありませんので、事前にスケジュールを立てて計画的に進めることが重要になります。塾からは過去問対策は夏休みが終わってからで良いと言われていましたが、それは1月から始まる私立受験を前提としている部分もありますので、余力があるのであれば、夏休みの下旬から対策を始めても良いかもしれません。

我が家が先ず始めたのは、塾の公立中高一貫校対策の特別講座の受講です。特別講座はほぼ隔週で週末に開催されました。

特別講座の内容は、過去問や類似問題を中心にひたすら演習をやったようです。

特に、自習用に配布された公立中高一貫校対策用のグラフテキストは、グラフ対策をどうしようか考えていたところでしたので、とても良かったと思います。

グラフは自分で作図できるようになることが基本だと思いますが、自分で様々なタイプのグラフを作図するテキストでしたので、グラフに対する理解が深まったと思います。

私からも、表とグラフの読み取り方について補足説明をしました。特に、グラフは数値の偏り・変化・傾向を視覚的に捉えるためのツールですので、それらに注目してグラフを読み取ることがポイントとなる点と、いろいろなグラフの使い分けを教えました。

大人にとってグラフはポピュラーなツールだと思いますが、子供は案外慣れておらず、小学校でもしっかり教えていないようです。適正検査I-Iでは、表とグラフは必出問題ですので対策が必須です。

また、適正検査I-IIの理系問題に関しては、過去問から出題された算数と理科の問題を洗い出し、該当する単元と特に苦手な単元の基本問題を中心に、演習問題を繰り返し解きました。

特に算数については、私立対策も見据えて基本問題をひたすら繰り返し解かせましたが、これにより苦手だった算数の自力が付き、東葛中の検査対策だけでなく実際の私立入試でも威力を発揮したと思います。

過去問については、一次検査までの日程を逆算して、5年分の一次検査を解く予定を立てて、解く際もきちんと時間を計って本番のような状況で実施しました。

もちろん解いた過去問の振り返りも必要です。間違ったり解けなかった問題の復習をした上で、解けなくても良い問題(我が子には難しいため飛ばして良い問題)や解かなくても良い問題(本番では後回しにして良い問題)の選定もして、問題に取り掛かる順番などの作戦も立てました。

9月からの3ヶ月余りを有意義にするためには親として最大限のサポートが必要ですし、子供の緊張感も高まってきますので、精神的なフォローも大切です。

我が子も特に12月と1月は精神的にも不安定だったと思います。12歳程の子供が初めて経験する緊張感、焦り、プレッシャーです。適正な危機感を持つことも大切だと思いますが、親として口出ししたくなる気持ちをグッと抑えて、信じ続けることと我慢も必要です。私もこれを実践することは正直大変でしたが、これから受検されるお子さんがいる方には、頑張って頂きたいと思います。

最後に、東葛中一次検査の一週間前に、例年どおりであれば土浦日大のCSATという千葉県立中学の受検生向けの入試があります。

我が子も受験して、特に対策はしませんでしたが合格を頂くことができました。俗にそっくり入試とも言われていましたが、我が子曰く実際の一次検査よりも問題の難易度は高くなかったようです。

試験会場は取手で、2020年度の入試は259名が受けて163名が合格したそうです。合格率は6割程ですが、この入試を受けた全員が東葛中を受検したと仮定すると、東葛中一次検査の合格率が約4割ですので、この合否が一次検査突破の目安にもなると思います。

東葛中が第一志望の場合、初めての入試が第一志望というのはリスクも高く、先に土浦日大を受験してみることは良い経験になると思います。数日で結果も出るため、合格できれば一次検査に向けて大きな自信と励みになると思います。

仮にその後の東葛中受検で良い結果が出なかったとしても、どこかの学校に合格した経験は子供にとってもプラスになると思います。

実際に土浦日大に入学したとしても、6年間学年上位を維持できれば東葛高校に引けを取らない大学に合格することも可能ですし、過去に東葛高校から日大に進学した生徒も沢山いる筈です。また、特待合格もありますので、学費の心配が無くなる可能性もありますし、入学金も東葛中の結果が出るまで待ってくれますので、家計にも優しいです。

親として、このような選択肢や経験を子供に与えることは、意味があると私は思います。

ちなみに、合格証明書も立派で、我が子も合格できたことは素直に嬉しかったし自信につながったと言っています。

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