塾別の合格者数が出揃ってきました。
そこで、2022年の東葛中と、参考に千葉中の塾別合格者数を調べてみました。
【2022年合格者数】※4月15日更新
※4月15日時点の塾発表(クセジュとZ会は未発表、四谷大塚はカウント外)
※占有率=塾別/塾合計×100%
※両校定員は80名
※推定辞退者数=塾合計 一 定員
※推定合格者数倍率=塾合計/定員
【参考1:カウント外の塾/4月14日時点未発表塾】
- 四谷大塚 東葛飾27名(30名) 千葉52名(40名) 計79名(70名)
※四谷大塚提携塾含む(早稲田アカデミー、東葛進学プラザ、京葉学院、誉田学習塾、臨海セミナー) - TOMAS 東葛飾0名(1名) 千葉1名(1名) 計1名(2名)
- クセジュ 東葛飾?名(2名) 千葉?名(0名) 計?名(2名)
- Z会 東葛飾9名(9名) 千葉19名(13名) 計28名(22名)
※( )内は前年実績、塾ではないがZ会も掲載
【参考2:2022年受検者数】
東葛飾851名(+32名) 千葉588名(▲8名) 計1,439(+24名)
※( )内は前年差、一次検査含む
まだ結果が出ていない塾がありますが、東葛中の合格者数トップは不動の市進学院58名、2位が東葛進学プラザ20名、3位SAPIX11名となり、占有率5割弱超の市進の強さが目立ちます。また、対前年で比較すると、市進▲14名とSAPIX▲7名で、合格者数上位のうち2塾が、合格者数を大きく減らしています。
この要因は、毎年のブレの範囲内かもしれませんが、コロナ感染リスクや受験日程の関係で、最難関私立校志望で東葛中を押さえ校として受験していた層が受検回避したため、両校の水増しされた合格者数(辞退者数)が減ったことも要因の一つではないかと、推察しています。
そして、推定辞退者数と推定合格者数倍率は、兼塾の重複カウントを考慮していない数字になりますが、東葛中と千葉中共に、例年どおり約半数の辞退者がいたことを示唆していると思います。(塾無しメンバーを加えれば、東葛中の実質の合格者数倍率は1.5倍に近付くと思います)
更に、千葉中の塾別合格者数を見ると、早稲田アカデミーが前年よりも+13名で大きく増加しています。その要因が塾の特別講座や公立中高一貫校向けのコースが奏功したのか、それとも単純に最難関私立校志願者の受検者数が増加した結果なのかは、気になるところです。
塾別の合格者数をみる上で肝心なのは、各塾別やコース別の受検者数の分母と実際の進学者数だと思いますので、これから東葛中や千葉中を受検するために塾を選定される場合は、直接塾に問い合わせをして、具体的な回答を得られるかどうかが重要な選定材料になると思います。
[塾別合格者数の参考記事]
【東葛中の合格者層】
【2021年度東葛中の繰り上げ合格】
【東葛中合格のための塾選び2021年版】
【2022年度東葛中の繰り上げ合格】