東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

東葛中の出願者数(2023年度入学)

2023年度(2023年来春入学)の千葉県立中学校(東葛飾中、県千葉中)の出願者数が千葉県より発表されました。両校の募集定員80名(男女40名ずつ)に対する出願者数は以下のとおりです。

【2023年度】

東葛飾:793名(男396名、女397名)

千葉:570名(男292名、女278名)

参考に、2022年度と比較すると、東葛中が▲72名減(前年比92%)、県千葉中が▲30名減(前年比95%)です。残念ながら、東葛中と県千葉中共に、過去最低の出願者数となりました。

そして、男女別にみると男子の減少数が大きいことがわかります。(東葛飾:男▲57名減 女▲15名減、千葉:男▲57名減 女+27名増)

出願者数減少の要因は、今回の二次検査の合格発表日が1月31日となり、入学確約書の提出が2月1日の16時迄となったことと、関係があるように思われます。

2月1日は、言わずと知れた東京の私立校の入試解禁日です。御三家中と呼ばれるような最難関の私立校などが一斉に受験日となり、当日の16時迄に合格発表がある学校はありません。つまり、東葛中や県千葉中を第一志望とせず、押さえ校として受験する層が回避したことと、無関係ではないと思います。ただし、男子の御三家中は、2022年度も併願できない日程でしたので、男子の出願者数が減少した理由は正直よくわかりません。

しかし、今回の受検日程は、千葉県教育委員会の思惑なのだと思いますが、入学辞退者数の減少につながる可能性が高いと私は考えています。入学辞退者の減少は、繰り上げ合格の連絡をする学校の負担低減にもなります。

更に、東葛中や県千葉中を第一志望に考えている子供にとっても、この動きは歓迎すべきことだと思いますが、入学辞退者数を多く輩出している塾にとっては、バッドニュースかもしれません。

いづれにしても、一次検査の12月10日まではもう僅かです。二次検査を突破するためにも、一次検査の得点が大きな鍵となりますので、受検生とそのご家族が心身共に健康な状態を維持し、最善の準備をした上で、受検本番で全力を出し切れることを願っております。

【参考データ:東葛中と県千葉中の出願者数推移】
※年度は入学する年度で表示(2016年度は東葛中1期生)

  • 2016年度 東葛飾1,157(男585、女572)千葉793(男426、女367)
  • 2017年度 東葛飾956(前年比87%、男493、女463)千葉770(前年比97%、男415、女355)
  • 2018年度 東葛飾820(前年比86%、男424、女396)千葉722(前年比94%、男387、女335)
  • 2019年度 東葛飾927(前年比113%、男474、女453)千葉677(前年比94%、男372、女305)
  • 2020年度 東葛飾865(前年比93%、男449、女416)千葉722(前年比107%、男364、女358)
  • 2021年度 東葛飾826(前年比95%、男438、女388)千葉605(前年比84%、男326、女279)
  • 2022年度 東葛飾865(前年比105%、男453、女412)千葉600(前年比99%、男349、女251)

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