東葛中6期生として合格された皆さん、本当におめでとうございます。
2021年度の東葛中の合否結果が出て、ホームページでも繰り上げ合格の連絡が終了したことが告知されました。
今回は、塾発表の合格者数推移から、どの程度繰り上げ合格になっているのかを調べてみます。
[2020年度の繰り上げ合格に関する参考記事]
「東葛中の合格者層」
そこで、入学確約書提出期限の2月2日午後16時までの塾別合格者数と、繰り上げ合格締め切り後の合格者数を比較してみます。ちなみに、繰り上げ合格の連絡は2月2日の午後16時以降に実施されています。(参考データとして県千葉中も調査)
【2月2日 午後16時まで】
※早稲田アカデミーのみ21時発表のため繰り上げ合格も一部含まれていると思います
栄光ゼミナール 東葛飾2名 千葉1名
※市進学院等は未発表
【2月4日 午後21時まで】※2月15日に更新
栄光ゼミナール 東葛飾2名 千葉12名
誉田進学塾 東葛飾0名 千葉13名
※以下は2月6日以降の発表
市進学院 東葛飾7072名 千葉42名
京葉学院 東葛飾3名 千葉20名
上記の結果より、2月2日で発表のあったSAPIX、早稲田アカデミー、日能研、栄光ゼミナールの4塾について、2月4日11日の合格者数を比較してみます。
東葛中16名→3133名(1.92.1倍 ※昨年は1.6倍)、県千葉中29名→4755名(1.61.9倍 ※昨年は2.0倍)となっています。2月2日に集計しきれなかった分もあるとは思いますが、この結果からも各校の定員数80名に対して1.5倍程の合格者、つまり120名以上の合格者がいる可能性は否定できないと思います。(ダブルスクールの重複カウントもあると思います)
※千葉県立中学の最終的な合格者数は公式発表されません。
更に、四谷大塚の2020年入試結果の80偏差値で、東葛中(男子62、女子62)と県千葉中(男子64、女子65)いづれかよりも偏差値が高く、2月1日入試で2月2日に合格発表のあった東京の私立校は、男子校が武蔵(64)、駒場東邦(64)、早稲田(64)、海城(63)、女子高が桜蔭(70)、女子学院(70)、雙葉(68)、共学校が渋谷渋谷(男子66、女子69)の計8校のみで、いづれも最難関の私立校です(午後入試や特殊科目入試を除く)。また、渋谷幕張(男子70、女子72)の合格発表日が東葛中や県千葉中の二次検査日と重なっています。(御三家中では開成と麻布のみ2月3日の合格発表です)
これらのことから、東葛中や県千葉中の合格を辞退しているのは、上記の最難関私立校に合格したメンバーであると考えるのが自然だと思いますので、今年も最難関私立の併願組(もちろん東葛中や県千葉中が第一志望ではない)の強さが目立つ結果になったと感じます。
個人的には、東葛中がこれら最難関校の併願校に選ばれるだけで光栄なことだと考えてしまいますが、東葛中を受検をする上では、このような桁違いの学校への合格を目指す層と勝負しなければいけない厳しさを、再認識してしまいます。
参考までに、来年度の東葛中の検査日程も既に発表されています。一次検査が2021年12月11日(土)、二次検査が2022年1月24日(月)、合格発表が2022年2月1日(火)で、二次検査が初の平日開催となる予定です。
もし、これから東葛中や県千葉中の受検を検討される場合は、これらの状況もふまえて、塾やコースの選択をすることをお勧めいたします。