昨日4月7日は東葛中5期生の入学式でした。父兄は1名のみで在校生や来賓の参加も無く、式も短時間で最低限の内容でした。
例年なら高校の新入生と一緒の入学式で、在校生の答辞も良いらしく、我が子がそれを体験できなかったことは残念ですが、これはこれで貴重な体験だったと思いたいところです。
しかし、また翌日からは1ヶ月近くの長期休みが確定しています。
今思うことは、受験生だけでなく小中高生にとって、これまでの1ヶ月をどう過ごしたか、これからの1ヶ月をどう過ごすかで、休みが明けてからの学力に大きな差が生まれる可能性が高いということです。
その理由は、今の時期に家でしっかり勉強に取組めるということは、本人の精神力と自主性がしっかり身に付いている証拠で、その差を後から埋めることが困難だからです。
特に受験生は、受験の天王山と言われる夏休みが無いことを想定し、今が夏休みと考えて受験勉強に取組むことが必要だと思います。もし我が家に受験生がいればそうさせます。
それでは、受験生はこの長期休みをどう過ごすべきか、私の考えを記したいと思います。
時間はまだ沢山ありますので、第一は不得意な分野を補うことです。そのためには、基本問題を繰り返し解いて、基本問題を完璧に近付けることが必要です。
次に、もし余力があれば、得意分野の応用問題に取組んでも良いと思います。
もちろん、学校や塾からも課題が出ていると思いますので、それらをこなすことは大前提ですが、先に記した「6年生の長期休みを合格の力に」にもあるように、1日10時間の受験勉強を目指して良い時期だと思います。
これらにしっかり取組めば、気を抜く時間は殆どないと思いますし、相当な基礎体力が付くと思います。
しかし、塾の特別講習もなく、自習が中心になりますので、親のスケジュール管理と、子供のモチベーションを高い位置に引き上げて保つサポートが非常に重要になると思いますし、それが一番の課題であり親の気苦労も増えますので、親も覚悟が必要だと思います。
このあたりの課題は、以前記した「通信は自分と孤独との闘い」が参考になると思います。
通常時よりも早い時期からの長期戦になりますので、飛ばし過ぎには注意が必要だと思いますが、おそらく受験勉強に費やせる合計時間は例年と変わりませんので、今からのロングスパートになることを想定して対応することが、合格へ近づく方法だと思います。