東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

親子の会話のすすめ

東葛中の対策だけでなく、私立の対策としても親子の会話をおすすめします。

会話と言っても、単なる日常会話ではありません。ニュースで取り上げられている社会問題や政治問題、特に父親や母親の仕事の話をしてあげてください。

私の場合は、特に6年生になってから意識的にこれらの内容を会話していましたが、これは、もっと早くから話していれば良かったと後から気付いた反省も込めています。

仕事の話は、仕事の細かい内容よりも、ご自身の務め先や働く業界でどのような課題を抱えていて、それについてどのような議論がされているのか、具体的にどのような取組みがされているのか、もしくは取組もうとしているのかを、それらの背景も含めて説明することが良いと思います。

これは、社会の時事問題対策に役立ちますし、国語の論説文対策にも役立ちます。特に論説文に関しては、子供たちが初めて知るようなテーマもよく出ますので、大人しかあまり知らないテーマに普段から接しておくことで、本番で動揺しないための訓練にもなります。

例えば、今回我が子が受けた2020年度の一次検査では運輸業界の課題やSDGsに絡めた問題が出題されました。特にSDGsについては、必ず出ると子供に何度も話していたテーマでした。

2020年度からは道徳問題が姿を消してしまったため、今後道徳問題は出ないかもしれませんが、SDGsに関連する多様性と相互理解の大切さについては、東葛中の授業にも必要な要素だと思いますので、意識的に話していました。

以前はファーストペンギンが取り上げられたこともありましたので、ビジネス書で人気となっているテーマも良いと思います。AIやIoT、MaaS(Mobility as a Service)などのテクノロジーの進化の可能性や課題については、今後も注目テーマだと思います。

受験勉強期間中は、どうしても勉強に関する会話が多くなりがちですので、息抜きになるかもしれませんし、副産物として親の仕事の理解にもつながると思います。

これらの会話を子供とする際は、そもそも何故それが課題になっているのか?の背景や理由を丁寧に説明することで、子供の理解も深まると思いますし、そもそもどうして?という疑問や視点を持たせることは大切だと思います。

もちろん、できるだけ子供が興味を引くような工夫は必要ですので、例えば、子供の生活の中のわかりやすい例に置き換えて話すと効果的だと思います。

 

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