東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

東葛中の攻略法は?

東葛中の攻略法について考えてみます。

検査問題を攻略するには、検査問題と子供の特性の両方を知ることが必要です。

そして、検査問題の特性を知るには過去問を解いてみることが一番です。但し、子供にいきなり過去問を解かせてはいけません。塾からは6年生の夏休みの後から過去問を解き始めるように指導されました。先ずは受検生の親ご自身が解いてみてください。

例えば、私自身が解いた際に感じたのは問題量の多さです。45分で解き終えるのは無理でした。私が全問をしっかり解くには倍の90分位必要な印象です。

そもそも、検査はボーダーが5割程ですし、満点を求めていないのだと思われます。公立校の「検査」という建前上、様々なタイプの子供が受けても解ける問題を幅広く用意することを意識し、解ける問題を選べるようにしているのだと推察します。

そこで考えられる対策は2つです。解くスピードを上げて時間をかけずに解ける問題の得点を積み上げるか、得意な分野でしっかり得点するかです。我が家は前者を選択し、私立向けの勉強でスピードを鍛えました。もちろん私立併願を考慮した戦略でもあります。得意科目でない場合は苦行のような地味な努力の積み重ねになりますが、受験勉強終盤にはボディーブローのように効果が出てくる筈です。

次に現状把握、つまり受検する子供の強み弱みを知ることが大切です。子供の強み弱みを把握する一番良い方法は模試です。できれば、東葛中よりも難易度が高い学校(いわゆる難関校・最難関校)を目指す層もたくさん受ける模試の結果で現状把握することが良いと思います。

そして、ざっくりと文系なのか理系なのかを把握します。

仮に文系理系で強み弱みがはっきりしている場合、強みを伸ばすことと弱みを補うことの両面が必要になりますが、メリハリも必要です。科学的には強みを伸ばす方が効率的なことが証明されていますが、テストは満点以上取れません。仮に同じ10点上げるにも80点と50点では難易度が異なります。どちらに注力するかは、よく検討が必要です。仮に得意な科目に注力するとしても、分野を細分化すればバラツキも見えてきますので、そこは補うことが必要です。

我が家の場合は私立受験も考慮しての対策ですが、我が子は文系が強みの一方で理系、特に算数が弱みでした。そして、弱みの理系を補う戦略を選択しました。但し、弱みを補うのであって弱みの克服ではありません。先ずは安定的に算数で平均点を上回ること、上手くいけば偏差値55前後(参考に東葛中の偏差値は四谷大塚で62程で合格者層の算数平均偏差値は60以上です)を目指しました。

具体的な問題への対策は、早い時期から取組む必要はありません。問題傾向が変わる可能性もありますので、6年生になるまでは地道な基礎固めが大切だと思います。

細かい過去問への対策は後で述べようと思います。

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