東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

東葛中入学で購入したもの

我が子が東葛中に入学するにあたり、購入して一番良かったものは、コロナ禍の休校期間中に購入したパソコン(PC)です。東葛中に入学する際は、子供が自由に使えるPCが1台あると便利だと思います。

東葛中としては、公立校であるためか、声高に「家庭でPCを用意してください」とは言いにくい事情があるようですが、先々の勉強のことを考えても、PCは必須のツールだと思います。(高スペックである必要はありません)

我が家の場合は、元々1台PCがあったのですが、東葛中入学を機に、我が子が自由に使える2台目のPCを購入しました。

PCの具体的な購入理由は、①学校の課題への対応、②オンライン授業への備え、の2つです。

学校の課題への対応(資料の作成や提出)については、家庭にもPCが無いと不便だと思います。可能であれば、OSはWindowsで、ソフトにPowerPointが入っていると安心です。その理由は、学校で使用するPCが Windowsですし、情報共有用のプラットフォームにMicrosoftのTeamsが採用されているからです。また、実際に家で課題の資料をパワポで作りTeamsで共有する機会もよくあります。

Teamsはクラウドですので、 iPadのようなタブレット端末やスマホ、他のOSでも、一部制約はあるものの利用は可能です。参考までに、企業で一番有名な情報共有プラットフォームはSlackだと思いますが、学校への導入に関しては、MicrosoftのTeamsとGoogleGoogle Workspace(旧G Suite)がしのぎを削っているようです。

オンライン授業については、東葛中で正式には実施されていませんが、怪我をして一時的に通学できなかった生徒が家庭からオンラインで授業に参加した実績があると聞いていますので、オンライン授業も可能な状態にはなっています。

以前「東葛中学校説明会中止について思うこと」でも触れましたが、文科省の方針で2020年度中に全ての小中学校において1人1台PCとなる予定です。(実際どこまで進んでいるのかは不明です)

実は、東葛中でも既に1人1台PCが実現していますが、新しいPCは2・3年生に優先されたため、1年生は以前からあった旧スペックPC(レガシーPCと呼ばれているらしい)のままなのだそうです。

この文科省の方針は、「GIGAスクール構想」というもので、PC配布だけでなく情報共有プラットフォームの導入や学校内の高速通信環境整備もセットの施策なのですが、東葛中のWi-Fi環境はまだ良くないそうで、クラス全員がPCを接続すると端末が動かなくなってしまう、という残念な状態だと聞いています。この点は、早期の改善を期待したいと思います。

ここで、学校のデジタル化に関して物申させて頂くと、デジタル化推進の鍵はペーパーレス化です。如何に紙を減らせるかを追求することが、最も簡単で分かりやすいデジタル化の手法だと私は思います。この点で、今の学校に一番必要なことは教科書のデジタル化なのですが、これもいろいろ制約があるようで、2024年度までの導入を目指しているようです。個人的には、そこまで時間がかかる理由が理解できませんし、残念ながら我が子の東葛中在学中には実現しなさそうです。

そもそも、東葛中では教科書をあまり使っていない、という話も聞きますが、それでも毎日重そうなリュックを背負って我が子は通学しています。この点では、PCだけでなく通学用のリュックも入学前に準備が必要なアイテムだと思います。

最後に、紙を使うことのメリットも否定しませんが、紙文化やハンコ文化が企業のテレワークやデジタル化の阻害要因であるとも言われています。SDGs低炭素社会の実現に向けても、国を挙げて取り組むべき課題だと思います。

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