東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

2023年度一次検査を解いてみた(適性検査1-2)

適性検査1-1に続き、適性検査1-2にも挑戦しましたので、問題の内容と私見を述べたいと思います。

【適性検査1-2】理系問題(理科と算数)

前半の大問は地球の自転、後半の大問は組み合わせがテーマでした。

今回の特徴は、例年よりも難解な問題が少なかった印象ですが、全体的な傾向は、例年どおりだと思います。少し気になったのは、難易度は高くないものの、やたらと計算が面倒な問題もあり、計算が得意な子供以外は手を出してはいけないと思われる問題もありました。私が45分の時間内で解答できたのは、2/3程度でした。(正解かどうかは不明です)

難易度は、例年よりもやや易化した気がしますが、素人の見解ですので、参考程度にお考えください。

以下で、各問題を詳しく見てみます。

大問1.地球の自転

大問1の最初の問題は、北極星を題材に、地球が自転する向きと、赤道と北極における、北極星の見え方の違いを問う問題でした。

次の問題は、「フーコーの振り子」(回転する台の上で振り子を動かす実験)を題材に、赤道上で計測した自転の速度の計算、回転する台から見た場合と真上から見た場合の振り子の軌道と周期、地球が自転する証拠を説明するために必要な調査内容の説明でした。

大問1の後半は、歩測とGPSの位置情報(緯度・経度)から、緯度と経度の細かい単位(分と秒)の意味を答える問題と、地球の円周を求める計算&説明問題でした。

ちなみに、私は自転速度と地球の円周の問題は、タイパが悪いと判断し、解きませんでした。

大問2.組み合わせ

大問2の前半は、人数が違う5年生と6年生の混合班の分け方、その分け方をxとyの式で表す方法、班分けの組み合わせを全て書く問題でした。

大問2の後半は、マス目状の通路に点在する施設を見学するルートが何通りあるのかを求める問題と、遊園地の乗り物別に移動時間・待ち時間・運転時間の3条件がある設定で、乗車回数と必要時間を求めたり説明する問題でした。

ちなみに、私は班分けの組み合わせを全て書く問題は、タイパが悪いと判断し、解きませんでした。

適性検査1-2については、全問解答を目指す必要はありませんので、時間内に一問でも多くの問題に解答することを考えながら、どの問題に手を出すかの見極めが必要だと思います。各問題の配点までは検査問題に記載されていませんが、過去問の配点は、時間がかかる問題でも、配点はさほど高くなかった印象です。

もし我が子にアドバイスするとしたら、「面倒な計算問題と組み合わせを全て出す問題は後回し」と言うと思います。

最後に、私がこの記事を書いたのは12月20日ですので、一次検査通過の発表は明日21日の朝9時です。我が子が受検生だった当時の今頃は、とても落ち着かない日々を過ごしていたことを今でも思い出します。

話は変わりますが、東葛飾高校は2024年に創立100周年を迎えます。来年2023年度に東葛中へ入学する8期生が高校一年生になると、高校創立101年となり、次の100年の歴史を築いていく生徒となります。そして、我が子は来年で中学を卒業し、高校一年生となります。

そのような区切りとなる年に東葛中に入学し、新しい歴史を共に築いていけるような結果が出ることを、陰ながらお祈りいたします。

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