東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

二次検査面接の内容

東葛中の二次検査当日は、午前中に筆記を終えた後、午後に面接があります。(二次検査対策については「多忙だった二次検査対策」をご参照ください)

面接の準備は一次検査の結果を待ってからで充分ですが、今回は面接について深掘りしてみます。

先ずは、東葛中の面接の基本情報です。面接は男女別で5人毎の集団面接が約15分実施され、東葛中の場合は面接にプレゼンテーション的な内容が含まれます。

千葉県教育委員会作成の保護者向け資料によると、東葛中の面接官がみる内容は、「伝えたい事柄を相手に対して示し、的確に相手に理解・納得させる力」と説明されています。

面接の点数について、一説には配点が20点程あると言われていますが、実際の運用は非公開です。但し、仮に20点満点とすると、最大10点位の差が付くことはあり得ると思います。

面接の順番と組み合わせは、二次検査当日の朝に発表されます。高校の体育館の壁にも貼り出されますので、付き添いの親も確認が可能です。但し、当日の欠席者がいると、その後の人数調整で順番が繰り上がることもあります。

面接の組み合わせは、基本的に受検番号順になりますので、一次検査の出願は、友人等と一緒に出願するのはお勧めしません。但し、双子で出願して番号が連続する場合は、面接が一緒にならないような配慮があるようです。また、早く面接を終えたい場合は、早めに出願すると面接も早い順番になる可能性が高いと思います。

ここからは、面接がどのような内容だったのか詳しく説明します。

我が子が最初に聞かれたのは志望動機でした。志望動機は必ず聞かれると思いますので、志望理由書に書いた内容を簡潔に30秒〜1分程で答えられるように練習しておくことが必要です。(志望理由書の内容について質問されることはなかったそうです)

志望動機の次は、「プレゼンテーション的な内容」に移ります。プレゼン方法は、その場で試験官が見本を見せてくれるので、その要領に従って各自がプレゼンします。例えば、テーマが「好きな四文字熟語」だとすると、紙に「十人十色」などの四文字熟語を書いて、その理由を説明します。

我が子の場合は、「後世に残したいもの」というテーマが与えられ、面接官からは「思いやりの心」を見本にデモンストレーションがありました。受検生には3分程時間が与えられるので、紙にその回答を書いて考えをまとめておきます。そして、その内容を2分程プレゼンしました。(時間配分等の詳細は我が子の記憶違いがあるかもしれません)

面接については、塾でも何度かレクチャーしていただき、家でも最初の志望動機だけ少し練習しました。

合格確率で考えると、一緒に面接するメンバーから合格するのは1〜2名ですので、はっきりした受け答えをできた方が、印象は良いと思います。

参考に、プレゼンテーマは、前述した「後世に残したいもの」に加えて、過去には「外国人に伝えたい日本の魅力」「行ってみたい国」「好きな言葉」「好きな四文字熟語」が出たようですが、通塾している場合は塾に確認してみてください。

最後に、面接は沢山練習する必要は無いと思いますが、特にプレゼンは東葛中入学後にも必要なスキルです。殆どの受検生は初めての体験になると思いますので、どのような内容か事前に把握して練習しておくことで、少しは緊張も和らぐと思います。面接のプレゼンでは、論理的且つ簡潔に話せることが理想だと思いますが、子供らしく自分の言葉ではっきりと伝えることで、「伝えたい事柄を相手に対して示し、的確に相手に理解・納得させる力」を少しでも示すことができれば充分だと思います。

 

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