東葛中の2020年の夏休みが始まりました。今回は受験から離れて、東葛中の夏休みについて触れたいと思います。
東葛中は8月1日(土)から夏休みに入り、8月31日(月)に授業を再開しますが、8月第1週と第4週の合計10日間は午前中(4限)だけ夏季補習があるため、実質的に2週間だけの夏休みです。
補習内容は英数国理社の5教科で、普通に授業が実施されているようです。
部活も開始されており、入部していれば午後に部活動も行われています。
それでも、昨年の夏休みは1日も休まず受験勉強をしていましたので、我が子にとっては2年振りの貴重な夏休みです。
例年であれば、友人と遊びに行ったり、家族旅行に出掛けたり、夏休みの選択肢もいろいろあったと思いますが、現在のようなコロナ禍の影響下では、活動に制約があり残念なところです。
塾のオンライン夏季講習を受講することも考えましたが、塾で入塾テストを受ける必要があり、あまり外出はしたくないという理由で断念しました。
学校が本人の自主性に任せるスタイルであることから、夏休みの宿題もあまり多くない印象ですが、本来は自ら学びたいことをどんどん深掘りする時間に充てることが理想なのだと思います。
肝心の我が子は、言われたことを素直にそのまま受け取ってしまうタイプのため、例えば学校で先生が「この問題はできなくても良い」とか「強制ではない」と言われた数学の応用問題は放置状態ですし、かなり余力を残した日々を過ごしている印象です。
中間テストも実施できなかったため、我が子の学力的な立ち位置を確認したいところですが、中間テスト代わりの数学の確認テストは苦戦したようで、少し発破をかけたりもしました。
先日、登校開始後間もなく実施されたベネッセの「学力推移調査」なる模試の結果が、マークシートにもかかわらず2ヶ月近くかけて返却されました。34,000名余りが受けた模試で、我が子の結果はまずまずだったと思いますが、肝心の校内順位が出ていないため、個人的には消化不良感が残っています。
正直なところ夏休み明けの期末試験に向けては親として少々心配で、本音はもっと勉強するように口出ししたいところですか、今は我慢して様子を見守っています。
但し、元々興味のあったグループで取り組む課題やプレゼン、ディベートやビブリオなどの授業には比較的前向きに取り組んでいるようで、ようやく東葛中らしい授業を受けられていることは朗報です。
参考情報として、東葛中ではグループ活動などの資料共有のITツールにMicrosoftのTeamsが正式採用されました。パワポで資料を作って投函したりしていますので、子供が家で使えるPCも必要だと思います。(学校としては強制はしないが家にPCがあった方が良いというスタンスです)
話は逸れますが、授業参観ができなかった代わりに授業の動画が保護者向けに公開されており、2クラス合同で取り組む総合学習や、少人数制(クラス番号の偶数と奇数で2分割している)の数学と英語の授業の様子を見ることができます。
総合学習でテーマ別にグループワークする様子、英語の歌を歌うことから始まる英語の授業、数学の解法を数名で確認しながら解く様子など、東葛中らしい授業を都合の良い時間に見ることができるため、今後もこの方式での公開が良いように思いました。
授業については、全ての授業でホワイトボードに時計を貼り付けて、全ての行為を時間を図りながら進行していることが印象的でした。
全国的にいつもとは違う夏休みを子供たちは過ごしていますが、変えるべきことと、変えてはいけないことを大人たちが今のうちに整理して、来年以降の夏休みが更に充実した夏休みになることを期待したいと思います。