東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

私立入試説明会の重要性

私立校の合格の鍵を握る行事の一つに、入試説明会があります。今回はこの内容と重要性について触れたいと思います。

入試説明会で最も注目すべきことは、実際の入試問題の内容や採点方針を聞くことができる点です。

どこまで詳しく説明されるかは、学校によりバラツキがありますが、かなり踏み込んだ内容まで説明する学校もあります。

例えば、ある学校では、各設問でどこの単元から問題が出るのか、難易度はどの位なのか、採点基準はどうなっているのか(理科は意味が通っていれば誤字もOK、算数の記述は解答を求めるための方針を書いていれば得点になる等)を教えてくれました。

これは、単なる滑り止めや併願校としてではなく、本当に入学したいと願う家庭の子供に入学して欲しい、という学校からの意思表示でありエールなのだと私は感じました。

採点方針も、どう減点するかではなく、どう加点するかに重きを置いている学校が多かった印象です。例えば、前年の正答率を分析して、正答率が低ければ出題方法や問題数に変更を加えていると説明していた学校もありました。

余談ですが、千葉県立中学の検査では、特に記述の採点基準が厳しく、問題も全問解くことを想定していませんので、どちらかというと減点主義の印象はあります。(私立は解ききれない問題は意味がない、できれば全て解いて欲しいという考え方)

このような説明会が、全ての私立校で開催されるとは限りませんが、通常は入試問題がある程度出来上がった10月から12月に開催されると思います。併願を検討している私立校であれば、是非参加して沢山メモした方が良いと思います。

我が家の場合は、説明会で聞いた内容を学校別や入試日程別にまとめた上で、出題される問題のリストを作成し、重点的に対策しました。この入試前の対策が、併願した私立入試でも良い結果を出すことにつながったと思っています。

最後に、説明会等で販売される過去問も注目です。過去問は業者からも販売されていますが、同じ学校でもコースや日程によっては全ての問題が掲載されていないこともありますので、事前にチェックした方が良いです。

また、学校で売られる過去問は、実際の入試と全く同じ用紙ですので、本番と同じ状態で過去問対策に取り組むことが可能です。

東葛中の一次検査を突破できた場合は、12月と1月に二次対策と私立対策を並行して実施する必要があり、非常に忙しくなります。私立の入試説明会で得た情報を最大限に活用し、限られた時間を効率的に使うことが合格への鍵になると思います。

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