東葛中合格への道

2020年東葛飾中学合格。家族で挑んだ初めての中学受験3年間を父親目線で振り返る。入学後の情報も更新中。

得点開示請求からみる合格最低点

東葛中の得点開示請求をしました。千葉県では直接学校に得点と内申書の内容を確認に行くことができます。

我が子の得点は、一次と二次の合計で約190点でした。

一般的には200点程がボーダー(合格最低点)と言われているのですが、一次検査の誤記による18点一律付与問題がありましたので、我が家は合否のボーダーを210点程と想定し、二次検査以降は絶望感が漂っていたのですが、想定外にボーダーが低かったようです。

特に過去問を解く際はボーダーを知っておくことは非常に重要です。満点を取る必要はありませんので、ボーダーに届くために必要な勉強は何か?どんな順番で解くべきか?など戦略が立てられます。

残念ながら千葉県立中高一貫校は情報公開されていませんので、受検生が個々に得た得点開示情報は非常に貴重です。もちろん塾も生徒からの情報収集に必死です。

ネット上では東葛中の情報が無いため、千葉中の情報を調べてみました。2020年は男子約180点と194点、女子173点で繰り上げ合格したという情報があります。ちなみに2019年は男子200点ちょっと、女子205点で繰り上げ合格したという情報があります。これらの情報から、2020年のボーダーが170点余りで2019年が200点余りとすると、ボーダーが30点近く下がった可能性があります。しかも、東葛中よりも千葉中の方が偏差値(四谷大塚)で1〜2ポイント高いことから、東葛中のボーダーは更に5〜10点位低いと仮定すると、2020年の東葛中のボーダーは160点台の可能性もあると思います。

通説では、一次と二次のボーダーがそれぞれ100点で合計200点程でしたが、今年から二次検査の問題傾向を大きく変えた影響で苦戦した子供が多く、2-1(理数系)と2-2(国語)共に二次検査の平均点が下がり、ボーダーが30点も下がったのではないかと推察します。

但し、某塾の自己採点ですが一次検査を80点前半で通過したというネット情報もありますので、一次と二次共に難化してボーダーが下がった可能性はあります。

実際には、小学校の内申点と面接点が加算されますが、合格者層はあまり差が付かないと塾からは聞いています。

個人的には、200点満点で合格者が3〜4割しか得点できないテストよりも、合格者が6〜7割得点できるテストの方が、子供の才能をしっかり見極められると思いますが、千葉県の意図は少し違うようです。

東葛中と千葉中共に入学者数が少なく、個人特定につながる可能性もあることから、具体的な得点情報や受検に取り組んだ情報がなかなか出てきませんが、貴重な情報ですので今回の得点も実数ではありませんが敢えて掲載しています。

千葉県立の中高一貫校は、12月上旬の一次検査から1月末の二次検査の合格発表に繰り上げまでの日数を加えると約2ヶ月間の非常に長い検査期間になります。その間に受検する親子が受けるストレスもかなり多いと思います。実際に我が家はそうでした。

今後はこれらの情報がもっと公開されるようになると、いろいろ予測や検討もしやすくなり、親子の受けるストレス軽減につながると思いますので、情報開示がもっと進むことを期待します。

f:id:hikayojuken:20200212003344j:image